今日の歌 2

朝霧のおほに相見し人ゆえに
        命死ぬべく恋ひ渡るかも

 

今日は万葉集からです。

 

この歌は笠女郎が大伴家持に贈った恋歌です。

 

場面としては、笠女郎か家持と共に過ごしたかつての逢瀬を思い出しながら詠んだ歌ですね。

 

軽い解説は、「相見し」は一夜を明かしたことを表しています。

 

ちなみに「おほ」は、漢字に当てると「欝」です。

 

いついかなる時も、人の恋はよく分からないものですよね。

 

ここまでの執着心を持った笠女郎の恋の行方が気になります。

 

小話ですが、笠女郎の歌は家持に対する恋の恨みの歌が、そりゃもう多いです。笑

 

二人の関係からすると、笠女郎の身分と家持身分は釣り合わないし、色々問題を抱えてるんですね。

 

身分差の結婚はちょっとタイムリーな話題なのかな?笑

 

もう2つ笠女郎の歌を挙げると、

 

「衣手を打廻の里にある吾を知らにぞ人は待てど来ずける」

 

とか

 

「あらたまの年のへぬれば今しはといめよ吾が背子名をのらすな」

 

とかですね。

 

ここまで愛を表現出来る歌を詠める、笠女郎にアッパレ!

 

今日の歌

 人はいさ 心も知らず ふるさとは
   花ぞ昔の 香ににほひける

 

紀貫之の和歌で、この歌は古今集に収められています。

 

詠まれた経緯としては、初瀬の長谷寺へお参りに行くごとに泊まっていた宿に随分と長い間通っておらず、数年後再び訪れると、その宿の主人が「宿は昔のままだとというのに」と言いました。そこで、貫之は梅の枝を一枝折ってこの歌を詠みました。

 

じゃあ、あなたはどうなの?他人の心は分からないけど、昔なじみのこの里では、梅の花だけが昔と同じいい香りを漂わせているよ。

 

まぁ、素敵!!!!!!

 

ちなみに、宿の主人の「宿は昔のままだと言うのに」にはどんな意味が込められてると思いますか?

 

通説では、「宿は昔のまま変わっていないのに、貫之は心変わりして、かなり長い間来なかったのだ」という解釈です。

 

このお話と和歌はかなり現代に通ずると思います。

 

僕自身も貫之みたいに素晴らしい機転と機知に富んだ人間になりたいなぁ…()

 

受験生は紀貫之に関する知識は頻出ですので、しっかりとチェックしてくださいね。

 

とまぁ、初瀬町の長谷寺にはしだれ桜や牡丹の花が咲くお寺でして、めちゃめちゃ綺麗です。

 

時期になったら行ってみるのもありかも……?

 

まぁ、もっと詳しいことを知りたい!って言う人は検索なり、図書館など行って調べてみてくたさいね!

 

それでは!

報告

東京大学文科三類に合格しました。

 

これで春から東大生になれます。

 

僕は三人兄弟の末っ子で、姉と兄は現役合格。

 

故に僕は絶対に落ちられない状況にいました。

 

受かって当たり前、そう家族からは思われていたので、模試で良い判定をとっても褒められることはほぼなかったです。

 

僕には恋人がいます。

 

2人で合否を見届け、合格だとわかった瞬間、彼女は泣いて喜んでくれました。

 

他人が自分のことでここまで喜んでくれることは今までなかったので、すごく嬉しかったです。

 

まあ惚気はここまでにして、終わらせたいと思います。

 

春からの大学生活、華々しいものにように頑張りたいと思います!

 

 

リスニングの巻

入試や英検、TOEICを受けてみて、「リスニングができない!」という声をよく聞きます。

 

僕がずっとやってたリスニングの勉強を紹介します。

 

どの勉強においても大切なのは"点から線へ"の考え方です。

 

リスニングでの"点"は単語、ワンセンテンスの聞き取りて、"線"はパラグラフの理解だと思います。

 

Twitterでリスニング対策は「TEDなどを毎日聞け」などをよく聞きますが、それは"点"ができている人にしか効果がありません。

 

それを知らない人がはっきり言って多すぎる気がします。

 

ワンフレーズすらまともに聞き取れないのに、パラグラフの要旨を掴み取ることなど不可能です。

 

他に間違ってると感じることは、聞ける力を身につけていないのにもかかわらず、シャドーイングを行うことですね。

 

はっきり言って時間の無駄なので、今シャドーイングしてて全然伸びない!と思ってる人は直ちに辞めてください。

 

僕が実際にやっていたリスニングのトレーニングは、単語集の音声を繰り返し聞くことでした。

 

英検用のパス単は音声が無料だったので、それを利用しました。(あとDUOも持ってました)

 

2級から1級の音声を繰り返し聞いて、意味を理解してしました。

 

だいたい意味が分かるようになったら、その例文の音声をディクテーションします。(スペルチェックも兼ねて)

 

それをマルバツをつけて、シャドーイング

 

これをずっと続けていました。

 

長めの英文の聞き取りは、直前期でなければ週に1.2回くらいでいいと思います。

 

ちなみに英検準一級のリスニングは満点取れたので、僕のやり方は間違ってないと思います。

 

この"点"の練習を続けていたからこそ、僕自身"線"に繋げることができました。

 

リスニングに困ってる方は試してみてください。

 

次回の教科は決まっていないので、リクエストがあれば、コメントを残してください。

 

 

英語

唯一と言ってもいい文理共通の教科です。

 

私立文系や国公立文系でしたら、英語ができないとなると……かなり不合格に近付きます。

 

ですので、英語は頑張れ

 

これしかないです。

 

実際に僕がどう言うステップを踏んできたか

 

1番力入れて勉強したのは文法です。

 

「国公立大志望だから文法はそこまで頑張らなくていいや」と思うかもしれませんが、国公立大志望こそ英文法に力を入れるべきだと思います。

 

難解な構文の整理や英作文、これらは英文法がきちんと身についていないと瓦解してしまいます。

 

僕は問題集で間違えた文法問題を英作出来るように、1度暗記しました。

 

実際に聞いたか分かりませんが、入試や模試で転けることはなかったです。

 

もうひとつは英語長文です。

 

僕は高一から必ず一日一文300~500語の文章を解かなくとも読んでいました。

 

私大、国公立、英検準一、一級などの文章を好き嫌いせず毎日読みました。

 

その時出会った知らない単語を電子辞書で語法や例文を調べ、ノートに全てまとめてました。

 

リスニングは次回に続きます。

 

受験報告

受験関連の話は書かないつもりでしたが、特に書くことも思いつかないので、タラタラ書きます。

 

まず受験校は早稲田大学文化構想、文学部、慶應義塾大学法学部、文学部、最後に東京大学文科3類です。

 

東大の方は合格発表待ちですが、私大は全勝したので、参考程度にこれからの話を聞いて貰えると嬉しいです。